真竹の節のアップです。 節は二つに分かれていて、その中心部で繊維が複雑に変化しています。 節は同じ竹、さらには同じ節でも様々な表情があります。 高い、低い、狭い、広い、節の下のしみの具合。 さて、お箸を作る場合、この節のどの位置でカットするのかということが問題になってきます。 多くの作り手は節の中心でカットしています。 これは、何膳かを入れ替えても違和感がないようにという理由が大きいと思います。 家族が多いところは、洗う際に一緒に洗いますからね。 あとは、節の下の部分を入れると、効率が悪くなるということもあります。 大体,節の下はきれいなものが少ないですから,お箸として使えるものを選別していると、ほとんど捨てなくてはいけないのです。 繊維が入り組んでいるので,面取りの際に仕事がしにくいということもあります。 お箸を作ると、ひごを取るときよりも竹の細部を観察するので,竹ってこんなにも複雑な表情があるのだと感心します。 意外と真っ直ぐではないんですよね。 大体曲がっています。 お箸作りは、竹選びが大切です。
by first-nakatomi
| 2010-02-21 23:05
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