角物の寸法の出し方

近頃茶箱を作っているので、角物(縁が四角の籠のこと)の寸法の出し方を復習しました。
竹を火で曲げることも難しいけど、寸法の出し方が、独特で慣れるまでコツが必要です。
角物専門の人はすごいです。


基本の寸法は
(蓋籠・内籠・掛子)の(外縁・柾・内縁)の厚みをすべて2㎜とした場合

蓋籠
(外縁の1辺の長さ)ー5㎜=(内縁の1辺の長さ)
 柾はその間で  ー2.5㎜

内籠
(蓋籠の内縁の1辺の長さ)ー10㎜=(内籠の外縁の1辺の長さ)
(内籠の外縁の1辺の長さ)ー5㎜=(内籠の内縁の1辺の長さ)
 柾はその間で  ー2.5㎜

掛子(籠の中に掛かっている籠のこと)
(内籠の内縁の1辺の長さ)=(掛子の外縁の1辺の長さ)
 以下 内縁・柾の寸法の出し方は同じ


応用
*厚みが4ミリの場合は、この倍のミリ数を引くと良い

*網代編の場合は、編みが伸び縮みするので、
(編みの底辺の1辺の長さ)=(外縁の1辺の長さ)
を基準とすると締まりのある籠になる。

*六ツ目編や八つ目編など、伸縮性のない編みの角物の場合、
(編み生地の縁の周囲)÷4=(柾の1辺の長さ)
を基準とする。

*縁の各辺は、少し内側に入った方が締まった籠になるので、内縁を気持ち小さめにして中に入り込むようにすると良い

*曲げる角度は、外縁→柾→内縁→内々縁(やろう)の順にきつくする。
そうしないと、きれいに重ならないので。


以上、角物の要点でした。
by first-nakatomi | 2010-03-16 23:17 | open process
<< 大分県立芸術会館 平常展Ⅴ 染色液の処理法 >>