個展について

個展(gallery K)を無事終えることができました。
来ていただいた皆さん本当にありがとうございました。

BAICAの展覧会や、「県内在住作家11人展」などもあり、大丈夫なのかなあという感じでしたが、なんとかかたちになってよかったです。

個展を開くのは、いろいろな目的があると思いますが、今回は新しい試みに挑戦することが目的でした。
「三角形で、形を構成する。」
このコンセプトだけで作品を作ったのですが、集中的に作り、galleryの空間に展示してみてまた新たな発見もありました。
光と影のコントラストや、見る角度によって表情が大きく変わる点など。
取るに足らない小さな発見なのですが、今後の展開に大きく寄与してくれると思います。
多分、何年か後になって、この個展が自分の作品展開における重要な点であったことを実感できるのではないか思います。

「なぜ三角形なのか?」
ということは、よく問われました。
以前ブログでも書いたように、何かを作るときに、自分では理解できていないことが多いのです。
「こういう動機で、こういうことを表現したくて、こういうものを作ったのだ。」
ということは自分に関しては、ほとんど理解していません。
特に制作する前は。
ただ漠然と作っているわけでもないのですが、一つの手がかりを基に(今回は三角形ということだけです。)、手探りで答えを探すような感覚という感じです。
答えが見つかったからといって、世間に大きな影響を与えるとか、人の役に立つとかということは全くないのですが、自分のものの見方が変化することは確かです。
周りは何も変わっていないけれども、自分の見える世界は大きく変わるということかな。
子供みたいですが、小さな発見を繰り返すことが、自分に大きな変化をもたらすということはなんとなく感じています。

いつか三角形の作品で世界を巡ることができればいいと思っています。
もともと、竹工芸を勉強するようになってから川島茂男さんの竹の巨大な作品には、強く惹かれていました。
縁の遠い世界だと思っていましたが、BAICAで竹の仮設構造物を研究することで、基本の構造を考えれば、竹で大きなものを作ることも不可能ではないのだと感じるようになりました。
逆に、適しているのではないかと思うようになりました。
「ひごにして編む」、ということから解放されたことが、自分にとっての大きな転換点でした。
三角形というのは構造的にも安定した形なので、最初に取り組んだのは正解だったと思います。
四角形や五角形でも、制作は可能ですが、最終的にはやっぱり三角形に戻るような気がします。

今回、ある人から「一番最初に作った作品・漣橋にも三角形が、編みこまれていますね。」といわれて、そう言われてみればそうだなと、気づきました。
三角形には縁があるのかもしれないなと。
これから三角形に注意して、周りを見てゆこうと思います。
三角関係には気をつけようと思いますが。

世の中、三角形を意識して見ていると、いろんな発見があるでしょうね。
「あの人の顔は三角形だ。」
「こんなところも三角が。」
なんて、キュビスムのように世界を見てしまうかもしれません。
Oさんに言われた様に、そのうち「三角の人だ。」と言われるようになるかもしれません。

最後になりましたが、gallary K さん、本当にお世話になりました。
いろんな人が来て応対に大変だったと思いますが、いい個展になって感謝しています。
とてもいいgalleryでした。
また、新しいことに挑戦したくなったら、個展させてください。
あんまり売れないと思いますが・・・。
by first-nakatomi | 2007-11-30 21:21 | thinking
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