Prism部材の制作方法

Prismの部材の制作方法は以下の流れです。

1、ひごを取る
断面は正方形、4面ナイフで面取り。
理由は様々な角度で部材同士が交差するため。
ひご幅広いと接地面がづれやすい。

2、採寸後、合わせを削る

3、染色

4、火曲げ
焼鏝の先に、曲がりのつけた真鍮を取り付けてひごを曲げる。
こうすると曲げ角がすべて一定になる。
先の曲がりは様々な種類があり、作るものにより変える。
提らんのような、内かごのある籠の場合は内側の縁ほど急角度のものを使用。
完成度を求めない場合は、火で曲げた方が早いのでそうする。

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5、合わせの接着
漆でも接着可能だが、より強度を求めるために2液性のエポキシを使用。
硬化開始速度は90分のもの。
瞬間接着剤は衝撃強度が弱く、硬化が早すぎて使いにくいので不適。
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6、合わせをナイフで綺麗にする

7、再染色
染色が剥げたところを中心に再び染色
合わせを綺麗にする際に、すこし染色が剥げるため。
また、急角度で曲げるので曲げた部分がはじく場合があり、やすりで綺麗にすると染色が剥げるため。

8、拭き漆2回
朱合呂色漆を使用。
100グラム約3,000円。

9、パーツの完成

簡単なようでいて結構手間がかかっているんですよ。
ここまですると一つのパーツだけでも美しいです。
竹であることがわかるように、節はあります。
高すぎず、低すぎず、程よい節の高さがよい。

作品として組上げてゆく工程はまたの機会に記します。
by first-nakatomi | 2009-07-15 23:55 | open process
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