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「折る」 と 「祈る」

漢字が似ているのに、意味が違う 「折る」 と 「祈る」 。
言葉からインスピレーションを得て、なにか作れないか思案中。

編みを 「折る」 ことで 「祈る」 形を作ろうと、ダンボールで試作。
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編みは縁がないとバラけてしまうので、どのように縁処理をするのかが問題です。
布や紙との大きな違いです。

ダンボールの切れ端。
これはこれで自立しそうな気配がします。
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by first-nakatomi | 2016-05-31 08:57 | open process

技術

かれこれ2ヶ月近くも取り組んでいる作品。
平行していくつか制作しているとはいえ、なかなか難儀しています。

技術的な作品は、腕を鈍らせないために必要なので、
意識して定期的に取り組んでいます。

もちろん、受け手がいてこそ成り立つことです。
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真ん中の針金の使用は失敗。
漆を塗った時に、鉄分と反応して薄っすらと黒くなりました。
ビニールでコーティングされた針金を次回からは使います。

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by first-nakatomi | 2016-05-26 21:17 | open process

結び

5、6年前から結びの技法でいろいろ試作していますが、
ひご幅、ひごの本数を変えると、随分雰囲気が異なります。
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平面的に置いても、一つの作品になりそうです。
竹の展示会では、どうしても壁面が寂しいので、平面作品もいいですね。
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by first-nakatomi | 2016-04-30 21:34 | open process

束ね

花籠の底部分の束ね。
過去にも飯塚琅玕斎や生野祥雲斎が、束ねの技法をよく使っていますが、
展開がいろいろできて奥が深い技法です。
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余った束ねで、試しに立体にしてみました。
金魚の「らんちゅう」のようですね。
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by first-nakatomi | 2016-04-28 21:27 | open process

作品解説

公私の忙しさにかまけて、なかなかブログを更新できませんでしたが、
久しぶりに最近取り組んでいる作品の技法を紹介します。

「ムスビ共縁花籠」
2重の花籠。
下籠は透かし網代編みを、紫色に染めて漆をかけています。
上籠は4本束ねたひごを結んで、捻っています。
見所は2重の透かしと、共縁の重なり具合ですね。
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底編みは、上部と響きあうように束ね編みから透かし網代への展開。
見込みは、まるで万華鏡のようです。
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「ひんめり菓子器」
フィンランドの装飾、Himmeliから着想を得た菓子器。
六つ目でベースを編み、差しひごで縁を共縁にしています。
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紫色に染めて、漆を3回かけています。
1回目は普通に、2回目は黒漆にすこし小麦粉を混ぜて、マット調に仕上げています。
外周の共縁と底は、深みを出すために、さらにもう一度黒漆と小麦粉で塗っています。
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底。
小麦粉を入れているので、すこしざらついた仕上がりになっています。
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共縁とは本体部分の編みを、そのまま縁に仕上げる技法。
竹の特性である張りを活かした技法ですが、奥が深くて楽しいですね。
巻いている途中で一本でもひごが折れると、すべてが台無しになる、
とても緊張感のある技法です。
by first-nakatomi | 2016-04-23 22:33 | open process

竹林伐採

総勢7名で竹林整備。
みんな竹工芸のプロなので、仕事がはかどりました。
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あっという間に整備完了。
7人いれば、1週間で1山整備できますね。
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来週は新月に近いので、これで一気に竹を切り出せます。

竹工芸用の質の良い晒竹(油抜きをして天日で干した真竹)は年々入手困難に。
切子さんや竹材業者の高齢化で、10年後は危機的状況に陥る可能性があるので、先手を打って竹を確保する必要あり。
人に頼らず自分の竹は自分で採る、という当たり前の状況に戻るということですね。
1人ですると途方に暮れますが、みんなですると山の整備もあっという間です。
by first-nakatomi | 2015-12-03 21:31 | open process

竹材の伐採時期

スタジオジブリの「熱風」という月刊誌を取っていますが、2015年11月号に木樵が語る木材の伐採について書かれていました。
竹にも応用できる記事でしたので、参考までに少し引用させてもらいます。

木材の場合(諸説あり)

①伐採の時期
秋の彼岸から春の彼岸までの、下弦の月から新月の1週間
【理由】木のデンプン質が一番低くなるから、腐りにくく綺麗に乾燥させられる
【参考】逆に燃料用の木の場合は、デンプン質が溜まる満月の時期

②乾燥方法(初期乾燥)
山で葉をつけたまま枯らす。元を上に、裏(末、先端)を下に逆さまに置いておく
【理由】木の中の水分は葉があると、葉から水分が蒸散するから
また、木は裏から元へ水分が逆流しないように弁があるので、より葉から水分が抜けるように本来生えている天地逆向きにおいておくと乾燥が進みやすい。

理由を聞いて目から鱗でした。

真竹の場合は、5月には筍が出るので、春の彼岸までだと長過ぎるので、遅くとも1月いっぱいでしょうね。
乾燥方法と油抜きの時期ですが、伐採からだいたい1ヶ月ほど自然乾燥させて(霜と日焼けに注意)、遅くとも2ヶ月以内に油抜きをするのがよいようです。
by first-nakatomi | 2015-11-22 07:07 | open process

稲葉川 完成

竹楽の限定記念「竹花入 銘 稲葉川」が、ようやく完成しました。
9月に山で竹を伐採し充分に乾燥させ、10月に漆を塗り始め、2ヶ月もかかりましたが、とても味わいのあるいいものができました。

限定30個のエディションナンバーを付けますが、一本一本バランスを見ながら制作しているので、版画と違いかなり個体差があります。
60個でスタートして、最後までたどり着いたのは31個。
1個はArtist Proof (A.P.)として手元で保存しておきます。
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箱書きも、無事に終えました。
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のこり半分を切りましたので、お求めくださる方はお早めに竹楽事務局にお申し込み下さい。

NPO法人 里山保全竹活用百人会
電話 0974-63-2638
by first-nakatomi | 2015-11-08 20:53 | open process

連結

「Prism Triangle」
今まで楕円で連結することはありましたが、三角でも連結できることを発見。
色も赤と黒で変化を持たせて、製作中。
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by first-nakatomi | 2015-09-09 11:05 | open process

ZERO

作品制作中の工程。
「0」のようなドーナツのような、不思議なボリューム感の竹ひごです。
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by first-nakatomi | 2015-07-24 20:04 | open process