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空間

友人から葛の玉を頂きました。
最近頂いてばかりですね。

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友人の知り合いのおじさんが趣味で製作したものですが、とてもいいです。
球でこの大きさ(直径約40㎝)は存在感があります。
気負いなく作られているのもまた良いです。

中空の空気感を出す竹の作品のイメージが浮かびました。
今までは、ものを減らすことに力を注いできましたが、こうして実物のものが身近にあるのも創作意欲が増しますね。
by first-nakatomi | 2010-06-08 21:47 | thinking

想像力

知り合いの方から「ルーシーリー展」の図録を頂きました。
想像力をかき立てられる本です。
静謐で凛とした作風はとても魅かれます。
日本中を巡回中なので実物を拝見したいと思います。

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陶芸と竹芸は製作手法が全く異なりますが、共通する意匠もありました。
ルーシーリーの線文の作品はその一つ。
竹の櫛目編の作品でも、こうした線のシンプルな美しさをだせるでしょうね。
線の美しさは、竹工芸の重要な美の一つですから。
by first-nakatomi | 2010-06-08 21:36 | thinking

未来へ向けて

長崎と福岡から友人が来寺。
年齢が近いこともあり、今の仕事のことや、将来の自分たちの在り方について、酒を酌み交わしながら話す。

「現代の仕事は専門分化が進みすぎて、効率からそうなったのだけれど、行き詰まりが来ているのではないかなあ。
 昔の人のように、畑仕事や大工仕事、竹細工や機織りなど、生きていくための総合的な力を取り戻す必要があるのかもしれない。
 得意不得意はあるけれど、いろいろすることは悪いことではないと思う。
 宮沢賢治ではないけれど、地方の集落にも学べる場所が欲しい。
 イギリスの経済学者シューマッハーの『Small is beautiful』とスモールスクールの取り組みは参考になると思う。
 工芸と畑仕事の相性は良い。」

などなど、とりとめもなく夜は更けてゆきました。
by first-nakatomi | 2010-05-23 23:26 | thinking

ビジネス

内田樹と平川克美の往復書簡集
「東京ファイティングキッズ」を読む。

ビジネスについて書かれていて、当たり前だけど本質をついた文章があったので抜粋要約。


“「収益の確保」と「理念の実現」という相反する課題を解決することがビジネスの本質。”

“差異を作り出すことで価値を生み出す。これは太古の昔から高度資本主義の今も変わらないビジネスの大原則。”

“「銭のないやつは俺んとこに来い。俺もないけど心配するな。」が起業家精神の基本”


竹工芸で、価値のある差異をどうしたら作り出せるか。
ビジネスとして成り立つかどうかは、それにかかっているのでしょうね。
by first-nakatomi | 2010-05-16 23:27 | thinking

マーケット

4月と5月は、主なアートフェアーに出品していますが、成績がもう一つ。
今年に入ってからアート市場は回復の兆しが見えていたので、期待はしていたんですが。

SOFA N.Y.(4/19〜25)
Art Chicago(4/29〜5/3)
Collect London(5/14〜17) 

近年は、幾何学的なシリーズの作品を制作しています。
2年前までは市場の反応もよかったのですが、最近はあまりよくないですね。
伝統工芸ではなく、現代アート寄りに傾いていましたので、それを好む客層の消費動向がまだ低迷しているのかもしれません。
工芸的な力のある作品は動き出しているみたいなので、もう少し様子を見てみます。
「Collect」の反応を見てですね。

自分の信じるものを作ることが基本ですが、霞を食べて暮らしているわけではないので、市場の動向は気にします。
時代の影響も受けながら作品を作るので、これからもどんどん変化してゆくと思います。

さて、どうなるんでしょうか。
by first-nakatomi | 2010-05-11 23:53 | thinking

論語のことば

吾十有五にして学を志し
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳従う(人の意見に素直に耳を傾けること)
七十にして心の欲する所に従えども、矩をこえず(自由に振る舞っても、羽目を外さないこと)

本屋で立ち読みしていたら、論語特集の雑誌がありました。
2千年以上前の人の言葉なのに、今でも通用することがすごいです。

40までに惑わないように修練しようと思います。
孔子は73歳でなくなりましたが、現代の長寿社会なら「百にして雲になる」でしょうかね。
by first-nakatomi | 2010-05-02 22:27 | thinking

作ること

NHKラジオで池澤夏樹さんが出演されていました。
「書くことは、考えること。」
文章を書くことは、考えるための方法であるということでした。

自分に置き換えてみると、
「作ることは、考えること。」
ということになると思いました。

これだけものが溢れた世界で、新しくものを作る意味は何なのだろうという問いがいつも頭にあります。
結局は、周りの世界について考える手段として、自分はものを作るのだろうと思います。
普通の人にとっては意味のないことでも、自分にとって大切だと思うこと、そこに新しい発見がある限りものを作り続けると思います。
竹と格闘する日々ですが、そこから得られることは、自分にとって何物にも代え難いものです。
by first-nakatomi | 2010-04-22 23:00 | thinking

平常展Ⅴ 雑感

昨日、大分県立芸術会館を訪問。
平日の昼間だからか、ほとんど人もおらず、ゆったり見たい人にはお勧めです。
藤田嗣治の本物もあり、竹に限らず、作品が充実していました。

芸術会館には竹工芸品が300点近くありますが、今回展示された籠は、これまで未公開のものがほとんどです。
現代の竹工芸作家の源流を発見することもありますし、未だ活かされていない将来性のある技法も発見できます。
竹の世界には、まだまだ未踏の大地が広がっているのを実感しますね。

初代渡辺勝竹斎先生の作品は、いままでまとまって観ることがなかったので、仕事ぶりが拝見できて光栄でした。
最高のものではないということでしたが、それでもいい仕事をされています。
岩尾光雲斎先生の作品は、これから発展させることの出来る技法の宝庫です。

竹細工を学んでいる人は必見です。
私は、もう一度観に行こうと思います。
by first-nakatomi | 2010-03-19 22:44 | thinking

アクセサリー

去年秋から頼まれていた竹のアクセサリー(バングル)を製作中。
大変お待たせしております。
竹のアクセサリーは、軽いし肌触りもいいので、とても可能性はある分野ですね。
でも、自分があまり身につけないものだから、イメージがなかなか湧かなくて悪戦苦闘しています。

一部に銀を使おうかと思い、別府にある手作りのアクセサリーのお店「st.sense」に相談に行きました。
結局、銀は酸化が激しいので取りやめて、竹だけで作ることに決定。
Tさん、アドバイスありがとうございました。
ここの店主はユニークな方で、作られるものも斬新で、想像力に満ちあふれています。
地方都市にいることを忘れさせてくれますね。
お近くをお通りの際は、のぞいて見てください。
別府市石垣アテオの近くにあります。

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全体像の写真でなくてすみません。
by first-nakatomi | 2010-02-17 22:32 | thinking

プロフェッショナル

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を視聴。
たまに見ますが,今回いろいろ考えさせられました。

生命科学者 上田泰己34歳。
同年代でこれだけの仕事をしているをされている方がいるのに驚愕。

上田さんのプロフェッショナルの定義
「形のないものに、形を与えられる人」
上田さんの場合は、生命の新しい知見を発見するということですが,すべてのプロフェッショナルな人に当てはまることだと思いました。
なんだか分からないもやもやとしたものに、形を与えるということ。
予想のつく仕事ではなく、未知のものに挑戦している姿勢に刺激を受けます。

竹の仕事も、作る前にはもやもやとして予想がつかないけれども,試行錯誤して考え抜いてものが完成したときほど喜びの大きいことはありません。
そういう仕事にひかれます。

キャリアを何年か積み重ねてゆくと、どうしてもしても失敗を恐れてしまって守りに入りがちです。
挑戦する気持ちを忘れないでゆきたいですね。

全く違う分野の人と話をすることで(テレビを見ていても感じますが)、自分の置かれている状況が照射されて、自分は何を求めているのだろう、どういう世界を望んでいるのだろうと考えます。
どうして風呂を薪で焚くのか。
どうして田舎に住んでいるのか。
どうして竹細工を仕事にしているのか。
どうして幾何学的な作品を作るのか。
ひとつひとつの小さな疑問を考えることで未来が開けるのでしょうね。

基本的に直感でここまで来た気がするので、振り返って考えることも必要なのかなと、まあTVを見ていて思いました。
by first-nakatomi | 2010-02-16 23:58 | thinking