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工程を問い直す

竹細工の工程は、竹割りから始まって幅取り、面取り、裏すき、染色、漆仕上げなど大体順番が決まっています。
でも、ちょっと順番を再考してみると、とても創造的な籠が出来るのです。

たとえば竹ひごを染色した後に面取りをしたらどうでしょうか。
それは、面取りした部分だけが縁取られたひごが出来上がります。
ちょっと面白い効果としていろいろ応用できそうです。

また、ひごを染色して、漆を塗った後に裏すきをする。

ひごを染色・漆塗りをした後で、染色していないひごと組み合わせて籠を編む。

籐だけを染色・拭き漆をしてからかがる。(本当にかがれるのです。)

順番だけでなく、プロセスそのものを問い直すことでより、独創性のある籠が生まれます。
科学の基礎研究みたいなもので、いろいろ新しい発見があるので、試してください。

「それまで当たり前として考えられてきたことを、一度括弧の中に入れて、本当にそうなのか考え直してみる。」
確かフーコーもそういう風なことを言っていたような気がします。

最近、福岡でアキッレ・カスティリオーニさんについての講演会「自由の探求としてのデザイン」を聞きに行きましたが、同じことを考えているようでした。

創造するってことは、そういうことが大事なのでしょうね。
by first-nakatomi | 2007-07-04 21:30 | open process