<   2015年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧

竹材の伐採時期

スタジオジブリの「熱風」という月刊誌を取っていますが、2015年11月号に木樵が語る木材の伐採について書かれていました。
竹にも応用できる記事でしたので、参考までに少し引用させてもらいます。

木材の場合(諸説あり)

①伐採の時期
秋の彼岸から春の彼岸までの、下弦の月から新月の1週間
【理由】木のデンプン質が一番低くなるから、腐りにくく綺麗に乾燥させられる
【参考】逆に燃料用の木の場合は、デンプン質が溜まる満月の時期

②乾燥方法(初期乾燥)
山で葉をつけたまま枯らす。元を上に、裏(末、先端)を下に逆さまに置いておく
【理由】木の中の水分は葉があると、葉から水分が蒸散するから
また、木は裏から元へ水分が逆流しないように弁があるので、より葉から水分が抜けるように本来生えている天地逆向きにおいておくと乾燥が進みやすい。

理由を聞いて目から鱗でした。

真竹の場合は、5月には筍が出るので、春の彼岸までだと長過ぎるので、遅くとも1月いっぱいでしょうね。
乾燥方法と油抜きの時期ですが、伐採からだいたい1ヶ月ほど自然乾燥させて(霜と日焼けに注意)、遅くとも2ヶ月以内に油抜きをするのがよいようです。
by first-nakatomi | 2015-11-22 07:07 | open process

メトロポリタン美術館

アメリカのメトロポリタン美術館に収蔵されている竹籠がウェブにありました。

偶然にも同じ竹籠が手元にあります。
竹田の知人からいただいた籠です。
a0103666_21504890.jpg

a0103666_21511224.jpg

おそらく別府で大量に作られたものだと思います。
作りは荒いですが、技法が面白いので、参考までに工房に飾っています。
戦前は大量に海外へ竹籠が輸出されていましたが、意外なところにあるもんです。

訂正 1880年代後半以降に輸出用として作られた兵庫県の有馬籠とのご指摘がありました。

ティファニーのデザイナーの竹籠コレクションが、メトロポリタンにあると伺ったことがありますが、たぶんこれもそうかもしれません。
by first-nakatomi | 2015-11-19 21:50 | information

最近の作品

最近の作品の写真です。

「8祝ぐ 宝塔」
a0103666_23413999.jpg

a0103666_23415964.jpg

「Prism Triangle, 赤と黒」
a0103666_2342167.jpg

a0103666_23423714.jpg

a0103666_23425623.jpg


今年は色の研究をしていますが、結局竹には漆の色艶が良いという元のところに戻ってしまいました。
竹でもパウル・クレーのような詩情のある作品を制作したいのですが、漆でもできることはたくさんあることに気がつきました。
by first-nakatomi | 2015-11-13 20:40 | works

竹花入 銘 稲葉川

おかげさまで、ご注文が残り数個になりました。
たくさんのご注文をいただき、ありがとうございました。

今週の金曜日から発送を始めますので、まもなくお届けします。
月を見ながら花を一挿し、もしくは一杯していただければ。
by first-nakatomi | 2015-11-11 21:20 | information

稲葉川 完成

竹楽の限定記念「竹花入 銘 稲葉川」が、ようやく完成しました。
9月に山で竹を伐採し充分に乾燥させ、10月に漆を塗り始め、2ヶ月もかかりましたが、とても味わいのあるいいものができました。

限定30個のエディションナンバーを付けますが、一本一本バランスを見ながら制作しているので、版画と違いかなり個体差があります。
60個でスタートして、最後までたどり着いたのは31個。
1個はArtist Proof (A.P.)として手元で保存しておきます。
a0103666_20545555.jpg

a0103666_20554158.jpg

箱書きも、無事に終えました。
a0103666_205557100.jpg

のこり半分を切りましたので、お求めくださる方はお早めに竹楽事務局にお申し込み下さい。

NPO法人 里山保全竹活用百人会
電話 0974-63-2638
by first-nakatomi | 2015-11-08 20:53 | open process