クロメたこ焼き

「クロメ」というねばねばした海草、それが入ったたこ焼きを食べる。
妙な食感。
変な組み合わせ。
初めに試した人に拍手。
味はよかったですよ。
場所は大分県佐賀関町の道の駅。

写真は道の駅からの眺め。
たこ焼きの写真を撮り忘れたのが残念です。

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# by first-nakatomi | 2009-07-07 23:23 | daily life

作品の終わり方

どこまで手を加えて、どこで終わるのかというのはとても難しい問題です。
作品をどこでよしとするのか。

作品と商品は分けて考えるべきだと思います。

商品の場合は、顧客と価格をある程度絞ることができるので、その制限が逆に製作しやすくなります。
とくに、どこまで手を加えないで商品価値を上げられるかということが求められます。
よい商品なのに割安感を感じるものはやはり売れますね。
豆腐かごがいい例です。
ひご取りを極限まで省力化していますから、あれだけの価格競争力があります。
いいかごで、価格も安ければ言うことないですもんね。

竹細工の場合、もともとが手間がかかるので、よいものを作ろうとすればするほど価格が高くなりがち。
そして売れにくくなるという悪循環。
とくに海外からの輸入品が多くなればなおさら価格の問題は重要です。
漆や金工なんかも同じ状況だと思います。
アルヴァールトアールトが言っていました、「ものを作る時に、たくさんの矛盾を、いかに調和させられるかが重要だ。」と。
課題ですね。

話を元に戻して作品の場合ですが、商品と違ってより重視されるのが「美しさ」だと思います。
でも、どこに「美しさの力点」を置くのかは人によって様々。
力点の置き方でどのように仕上げるかが変わってきます。

そして、「finish」に近づけば近づくほど、作品の出来栄えに影響を与えることになるので神経を使うことになります。
完成度のある作品は、最後の力の入れ方がすごいですね。
じゃあ、どうすればよいフィニッシュに持ってゆけるかということですが、私がとっている方法は、「時間を置く」ということです。
「深夜に書いたラブレターは、朝見ると恥ずかしい。」と同じ。
作品を作っていると、どうしても自分のの思い入れが強いために客観的に見られなくなってきます。
独り善がりの作品になりがちだということです。
作りすぎてしまうんです。
様々な要素を詰め込んでしまって、かえって焦点がぼやける。
クドイ作品になる。

それを避けるために、ある程度作ったところでしばらく放置しておくとよいでしょう。
ある朝起きて、作品がよくなければ、やり直さないといけません。
逆に時間を置いても、その作品がよければ、いい作品ができる可能性が高くなります。
締め切りが迫っている時で、寝かせておく時間がなければ、「昼寝をするーー作品を見直す。」ことをするだけでもずいぶん違ってくると思います。
時間がないからといて、勢いに任せて仕上げてしまって後悔したことが何度もあります。
勢いが作品のパワーを生むこともありますが、見ていてしんどい作品になりがちですね。
その反省から、今は仕上げに近づくにつれて、極力寝かせる時間を取るようにしています。
結局はそうした方が完成度の高い、評価の高いよい作品ができます。

自分の制作の仕方は、自分で試行錯誤して会得するしかないんですけど、私はそのように思っています。
# by first-nakatomi | 2009-07-04 22:20 | open process

近景つれづれ

田舎の自然はいいですね。
刻々と移り変わりゆく様は飽きないです。
そんな我が家の周りの景色を紹介しましょう。

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家の前景。
6月の田植えの始まる前、田に水を入れたところ。
湖のようで、夜は月が棚田に映って綺麗です。


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これは家の後ろの棚田。
すこし中国の奥地の雰囲気がしますね。


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この木は白木蓮。
樹齢数百年の樹力のある木です。
虫こぶが岩のよう。


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本道へ向かう石段。
なかなか趣のある空間です。
苔がむすためには雑草を抜いてあげなければなりません。
今は蛇がよく出る場所。


以上、近景の近況写真でした。
# by first-nakatomi | 2009-07-01 22:38 | daily life

とらや「竹つれづれ展」

羊羹で有名な「とらや」ミッドタウン店ギャラリースペースにて竹の展示をしています。

「竹つれづれ展」
6月「竹と日本文化」 お茶関係の道具を中心に
7月「とらやと竹」 とらやさんの竹に関係する和菓子について
8月「現代の竹工芸」 BAICAの商品展示を中心に

全体の期間を通して、ショップスペースで大分県の竹工芸品の販売展示をしています。
カフェスペースにも様々な編み見本などを展示していますので、お近くにお寄りの際は足をお運びください。

7月12日BAICA中臣の「茶杓」のワークショップ(満員)
8月1日BAICA広瀬の「一輪挿し」のワークショップ(若干の空席あり)
8月2日BAICA大橋の「四海波花篭」のワークショップ(若干の空席あり)
【6月19日現在】

興味のある方は「とらや 東京ミッドタウン店」まで参加の申し込みをしてみて下さい。
電話 03-5413-3541
# by first-nakatomi | 2009-06-19 23:10 | information

求菩提資料館訪問記

本日遅ればせながら、豊前市にある福岡県立求菩提資料館を訪問。
企画展「竹のかたち」もよかったのですが、行く道すがらのものが興味深かったです。
豊後国と豊前国では風景が異なるのでしょうね。


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この山が修験道の盛んだった求菩提山。
明治の廃仏毀釈で修験道は廃れましたが、その遺物を保存しようと35年前に山の麓に資料館が建てられたそうです。
ケシ栽培やトリカブト、怪しい秘薬なんかも展示されていて、なかなか修験道も多様な活動をされていた模様。


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これは道すがらの段々畑。
綺麗に石積みされていました。
この地域は新羅系の渡来人がたくさん移住していたそうで、器や金属品などの出土品も資料館にありました。


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ここは、通りすがりの元幼稚園。
お寺の外に立てられていて、アンパンマンの絵が往時を偲ばれました。
住職さんが隣の畑で仕事をされていて、いろいろとお話を伺う。
こんないい雰囲気の建物は、辺鄙だけれど、味わいのあるお店にいつかなること間違いないでしょう。

以上、豊前市訪問へのレポートでした。
# by first-nakatomi | 2009-05-14 22:54 | daily life

NEW BAMBOO

昨年、N.Y.のJapan Societyで行われた「NEW BAMBOO」展の会場風景がYou Tubeで流れています。
もし、興味のある方はご覧になってください。
現代的な竹の作品の展覧会でした。

http://brooklynmodern.com/2008/10/27/a-visit-to-the-japan-societys-new-bamboo-exhibit/
# by first-nakatomi | 2009-04-14 23:33 | information

福岡県立 求菩提資料館 竹のかたち展

4月21日~5月31日まで
求菩提資料館(豊前市にある修験道専門の美術館)で
「竹のかたち展 大分県在住作家9人の会」が開催されます。

出品竹工芸作家は、
安倍 基楽
岐部 笙芳
生野 徳三
杉浦 功悦
中臣 一
本田 聖流
森上 仁
山口 龍雲
米澤 二郎

私の出品作は 「Prism, triangle」 2点
今までの作り方から少し改良したものです。
△のパーツを2個組み合わせて、一つのパーツとし、それをつないだものです。


今回の図録に載せるコメント
「私は少しでも竹工芸の地平を広げたいと考えて制作しています。
今回の出品作品のコンセプトは、「無限の拡張性」。
同型の部材を組むことで形を構成しており、いくらでも大きくすることが出来ます。
今回は△を使用していますが、形の基本原理である「○・△・□」の3パターンがあります。
このPrismシリーズは、私にとっての「形の基礎研究」であるとともに、「美的感覚の向上」のために必要なものであると考えています。」 

もしお近くに寄られる方はご覧になってください。
# by first-nakatomi | 2009-04-03 21:17 | information