第53回くらしの中の竹工芸展

別府市竹細工伝統産業会館で行われている、
『第53回くらしの中の竹工芸展』 2017年1月31日〜2月12日(月曜休館)で、
大分県知事賞と特別賞(館収蔵)を頂きました。

大作ではないので大きな賞を戴くとは思っていませんでしたが、とても光栄です。
近くにお越しの方は、ぜひ御覧下さい。

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出品作 ムスビ花籠「豊潤」

作品解説 : もともとは茶道の先生から依頼を受けて製作した花籠を、発展させてボリュームをもたせた籠です。内側の透かし網代編みと、外側の結び+櫛目編みを別々に染めて、外側の竹の曲線を際立たせています。籠の中から妖艶なかぐや姫が生まれてくるイメージです。
# by first-nakatomi | 2017-01-31 21:42 | information

竹林整備と伐採

昨年から大分県竹田市にある岡城の竹林に入っています。
それまで伐採していた竹林は、猪の被害もあり、新しい竹が生えていなかったので、しばらく寝かしておくことにしました。
いくつか竹林を持ち、3年おきぐらいで伐採してゆくのがベストです。

岡城址竹林の整備前。先が見えません。
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整備後。
竹仲間6人で数日掛けただけですが、見違えるようにきれいになりました。
でもかなり大変。
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今年使う分の50本を伐採し、葉をつけたまま1ヶ月山に放置し水分を抜き、油抜き釜(長さ2M)に入る長さで切りそろえて、荒縄で傷がつかないように結んで山から下ろしました。
美しい竹が出来上がるなら、手間は惜しみません。
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今年から油抜きも自分たちですることにしました。
山で切ったままの青竹は長期保存ができません。
竹の油を抜いて天日で干すと長期保存ができます。
切り子さんも製竹業者さんも高齢化しているので、いずれ自分で竹も生産しなければならない時代が来るでしょうね。

# by first-nakatomi | 2017-01-21 20:36 | open process

2017年

新年あけましておめでとうございます。
昨年は熊本の地震や阿蘇山の噴火で落ち着かない日々でしたが、
今年は心穏やかに無事に一年を過ごしたいと思います。
本年もよろしくお願いします。

いつもお世話になっている、桜製作所さんから恒例の干支の置物が届きました。
故・永見眞一会長のデザインから、お孫さんのデザインに変わりましたが、温かみのある所は引き継がれています。
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# by first-nakatomi | 2017-01-01 11:11 | daily life

竹の道具

竹工芸で使う刃物は、これが全て。
随分少ない道具ですが、シンプルなのは良いことです。
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# by first-nakatomi | 2016-12-12 21:40 | open process

工房

竹田総合学院(旧竹田中学校)にある工房。
随分贅沢な広い仕事場だと思います。
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仕事をするのは、広いほど良いですね(冷暖房が効かないのを除けば)。
いくつも並行して仕事ができ、大きな作品も作れます。
# by first-nakatomi | 2016-12-11 21:31 | open process

染色の研究

色の研究報告。
淡いはんなりした色を求めて、実験中です。

東京日本橋の老舗染料会社「桂屋ファイングッズ」のみやこ染料。
グリン、オリーブグリン、ブルーの3色。
竹は素材に黄色味があるので、白布に染める場合とは少し発色が異なります。
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朱合呂色漆を4倍希釈。
漆の茶色味がコーティングされるので、さらに色味が変わります。
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仕上げに漆を使わないという選択肢も、竹芸の領域を広げる意味では有り得ます。
個人的には竹と漆の組み合わせが好きですが、扱いが難しいのと、色味が暗くなるのが難点です。
# by first-nakatomi | 2016-12-06 20:48 | open process

小茶会 in 竹田荘

無事にお茶会を終えました。
こじんまりとした、和気藹々のお茶会でした。
あいにくの雨の中、来てくれた皆さんありがとうございました。

シンプルな道具立て。
茶机碗手前。
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床は、お借りした大田垣蓮月の和歌。
花器は彫刻家の森貴也さんの作品に、竹と菊を活けました。
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久しぶりに煎茶のお点前をしましたが、ゆっくり丁寧にお茶を淹れるというのは良いものですね。
風情ある田能村竹田の旧居で、とても贅沢な時間を過ごせました。
# by first-nakatomi | 2016-12-02 21:38 | daily life