染色液の処理法

竹の染色液は、捨てないで何度も使うほうがいい味が出るのですが、
引っ越しなどでどうしても捨てなければならない時があります。

決して家の排水溝に捨てたり、川に捨てないでください。
そういうときの処理方法をご紹介。


1、ただ煮詰める
  残った粉は新聞紙にくるんでゴミ袋へ。
  簡単ですが時間がかかります。


2、ベントナイト吸着沈殿法
  こちらの方は少し専門的。

ベントナイトーーー別名インディアンクレイとも言われる、泥(粘土)。
インディアンが発見した成分で、吸着性があり、化粧品にも使われている。
千の用途を持つ素材。

材料
ベントナイト (1kg 約300円)
凝集剤エストール (20kg入り 約8000円) 

染色廃液にベントナイトを入れて混ぜる(25g/ℓ)
→凝集剤を入れてよく混ぜる(6g/ℓ)
→しばらく放置
→染料が沈殿するので上澄みを捨てる
→残りを濾過
→ゴミ袋へ

本当に驚くほど水がきれいになります。
科学の力ってすごいですね。


染色液の処理方法は、大分県産業科学技術センターのHPに載っています。
http://www.techno-qanda.net/Collection-10/Collection-15/Collection-99/Collection-659/Collection-1060

ここには他にも、竹に関する様々な疑問への回答が載っていますので、竹業界の人には参考になりますよ。
by first-nakatomi | 2010-03-14 21:54 | open process
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