久しぶりに日曜美術館を見ていました。
特集は国立西洋美術館の「フェルディナンド・ホドラー展」。 ホドラーは、類似する形態の反復によって絵画を構成する「 パラレリズム」という方法を提唱しました。 同じような形を反復することで、作品の強度を増すことができます。 また、作品にリズムを取り込み、音楽性を持った絵画を表現します。 同じような言葉に「倍音」という言葉があります。 数年前に尺八奏者の中村明一さんが、認知させた言葉で、音に共鳴したり付随してくる音のこと。 パラレリズムの考えと似ています。 繰り返すことで、強度を増したり、リズムを表現するというのは、とても共感できます。 ここ5年ほど、竹のパーツを繋げることで作品を制作していましたが、自分がなぜそうしたものに魅かれるのかを知る手がかりになる番組でした。
by first-nakatomi
| 2014-12-05 21:19
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