竹の油抜き 2019年

昨年12月に伐採した真竹の油抜きを行いました。
助っ人が4人来てくれたので、ずいぶんスムーズに作業が進みました。
2mの真竹、約150本。
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前日に準備をしておいて、当日は朝6時半に火入れ。
9時には油抜きを始められました。
さすがに水280Lは、沸騰するのに時間がかかりますね。

今年はpH計測器を準備し、計測しながら作業を進めました。
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沸騰した水にソーダ灰を 280g投入
280L x 0,1% = 280g
pH 11,4 石鹸よりも少しアルカリ性が強いかなという程度です。
何度も油抜きをして、お昼ごろには pH 9,6 になっていました。
水がpH 7ぐらいですので、随分中性に近くなりました。
植物(竹)は酸性なので、油抜きをしていると酸性に傾きます。

水も減っていましたので、追加して沸騰させ
ソーダ灰 140g 追加、計測値はpH 10,2
少ししてさらに 100g追加しました。

竹をお湯につける時間は12分
たくさん竹を入れると、お湯の温度が下がるので油の抜けが悪くなります。
落し蓋や、鍋蓋のようなものがあれば下がりにくいでしょう。

15時半には油抜き作業は終えましたが、片付けをして火の後始末をすると17時になっていました。
冬にしては温かい一日で、体を動かすので汗ばむほどでした。
窯の煙突を改良したり、pH計測器を使うなど、少しずつですが油抜き技術が向上しています。
年に一回なので、お米作りと似ています。


by first-nakatomi | 2019-01-24 21:52 | open process
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