Frill 03

昨年から継続的に制作しているFrillシリーズ。

編みの長さを3,6Mにして、ボリュームを出しています。
改良点は中央部の編みをこれまでよりも、少し短めにして軽やかさを増し、縁の仕上げも改善。

染色、漆仕上げの前段階。
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# by first-nakatomi | 2018-03-03 21:39 | open process

漣橋8

ご注文を受けて制作している『漣橋8』。
年明けから2ヶ月で、ようやく本体部分が編み上がりました。
横幅が1Mもあるので、ずいぶん大きく感じられます。
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幅2mm, 厚み0,25mm, 長さ840mm~, 本数688本
奇跡的に一本も折れずに上まで編み上がりました。
編みが厳しいところもあるので、何本か折れることが多いのですが。
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中から外を見ると、網目が万華鏡のようです。
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# by first-nakatomi | 2018-02-28 10:29 | open process

Christina Watersonさん

先週、フィンランド航空の機内誌(大分の竹工芸特集)の取材を受けました。
取材者はオーストラリアのデザイナーのブログをネットで見て連絡をくれたのですが、それが8年も前に工房(以前住んでいた廃寺)に遊びにいらしたクリスティーナさんでした。

そういうことも有るんだな、と時代の流れを感じます。
クリスティーナさんのHPを拝見すると、いつの間にかものすごい立派なデザイナーになっていました。
表現の仕方が似ているので、会うべくしてお会いしたかなと感じます。



# by first-nakatomi | 2018-02-26 21:10 | thinking

竹の油抜き 2018

ここ数年、自分たちで材料の竹を確保するための活動を行っています。
共同管理している竹林から伐採した青竹を油抜きして、白竹(晒竹)にすることです。

竹工芸の仕事は、竹を割ることから始めるのが一般的でしたが、製竹業者の高齢化で、いつまで質の良い竹を確保できるか心もとなくなってきています。
何人か仲間がいれば、それほど難しいことでもないので、竹林の管理から油抜きまで行っています。

竹田の冬は寒く、風が直接竹に当たると表面に霜が降りるので、屋根のある風の当たらない所に初冬に伐採した竹を、陰干ししておきました。

窯は耐火レンガを積み重ねただけの原始的なもの。
土台は普通のコンクリートブロック。
灰を掻き出すために、両サイドに4箇所穴を開けています。
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火の抜けを良くするために、後ろを煙突のように少し積み上げています。
これを更に伸ばすと、空気の抜けが良くなり、燃料が完全燃焼されると思います。
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釜のサイズは、40 x 40 x 200 cm、容量 320L。
右側奥下に水抜き栓あり。
素材は鉄。
友人の懇意の鉄工所で制作してもらいましたので、価格は約15万円。
ステンレスだと20万円弱だそうです。
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300L水を入れて蓋をし、お湯が沸くまで約2時間かかります。
寒い冬であることと、釜が吹きさらしであることも時間がかかる要因でしょう。
製竹業者の方は、土を被せた長い筒(傾斜有)で、底部を熱するだけですので熱効率は高いです。

沸騰したお湯に弱アルカリのソーダ灰(炭酸ナトリウム)を0,5〜2%入れます。
強アルカリの苛性ソーダでも、濃度と廃液処理に気をつければ問題ありません。
今年はソーダ灰を0,5%から初めました。
人間も竹も弱酸性なので、ずっと油抜きをしていると中和されてゆくので、300gずつ数回追加。

要点は、ソーダ灰の量は少し多めで、お湯は沸騰させ竹が充分熱せられること。
もちろん竹が浮いてこないように、節は抜いておきます。

10分ほど煮て、雑巾で拭き取り天日で干します。
今年は昨年よりもきれいに仕上がりました。
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荒れた竹林の整備から始めて5年。
ようやく形になりつつあります。
お米づくりと同じ1年1作で毎年試行錯誤しながらですが、竹への理解と愛着が深まってゆくようです。

# by first-nakatomi | 2018-02-10 21:57 | open process

Japan Object.com

Japan Object.comでの日本の竹工芸についての記事の中で紹介されました。

2人の外国人の方が中心になり編集している、日本の文化・観光についてのウェブサイトです。
こういう方が居るのだなあと、新しい時代を感じます。

# by first-nakatomi | 2018-02-04 21:25 | information